2013年11月12日火曜日

御前原城




場所 栃木県矢板市早川町174

国道4号線矢板バイパス沿いのシャープ工場の南側に位置する御前原城(ごぜんばらじょう)は、古くは中村城と呼ばれていたという。

1963年(昭和38年)の矢板バイパス建設により、道路が城跡の中心を通過する予定になっており消滅の危機にあったが大きな保存運動がおこり建設計画を一部変更し無事に存続される事となった。その際に県指定重要文化財の史跡指定を受けている。

しかし、矢板バイパス開通後の周辺地域の土地開発により、主郭部と虎口を除き多くを消失してしまうこととなるが、主郭部と虎口は非常に良好な状態で保存されている。

築城年数は、1192年(建久3年) 頃に塩谷北部を治めていた塩谷朝業(ともなり)が御前原城を本拠地としていた伝えられていたが、発掘調査による年代と200年の年代差があり現在では1400年代の築城と考えられている。

写真館



四方を高い土塁と堀が巡っていて、予習なしで立ち寄った私は余りにも立派で驚かされました。
城の造りとしては平安末期の典型的な平城。


本丸には庭園の跡も残っていますし、1549年(天文18年)に塩谷六郎由綱が父孝綱の菩提を弔い城内に建立した石造りの『はしか地蔵』が祀られています。


虎口より本丸南入口をのぞむ


MAP


訪問日 2013.11.12

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